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ABOUT NAKAJI LAB.

- 中路研究室について -

私たちは「人の病気を治すバイオマテリアルの開発」を目指しています。
その中でも特に、現状では治療が困難とされる「難治疾患」にターゲットを絞り、
難治疾患の再生医療に貢献できる材料の開発・研究を行っています。

本ホームページは、当グループで進める研究内容をいち早く世界に発信するべく、
科学研究費補助金・若手研究A(15H05353)の支援により開設したものであります。

What’s BIOMATERIAL ?

バイオマテリアルとは?

病気になった人を治す方法は?

と聞かれると、わたしたちは真っ先に「薬を使う」や「手術する」という方法を思いつきますが、
「バイオマテリアルを使う」とは、誰も想像しないでしょう。

しかし、バイオマテリアルは、私たちのごく身近な所に存在しています。
例えば、絆創膏(ばんそうこう)や湿布(しっぷ)、薬のカプセルなどもバイオマテリアルに分類されます。
これらを専門用語にすると、絆創膏は創傷被覆材(そうしょうひふくざい)、
湿布は貼付薬(ちょうふやく)、薬のカプセルは薬剤徐放材料(やくざいじょほうざいりょう)
となり、急になじみのない名前となってしまいます。
そのくらい、バイオマテリアルは、まだまだ世間に浸透しているとは言い難いものです。

現在、よく耳にする「再生医療」は、幹細胞、特に、人工多能性幹細胞(iPS細胞)の
移植が主軸になると考えらえていますが、細胞の移植だけで病気を治すことは非常に困難です。

その時に必要となるのが、細胞を保護したり制御したりする「材料=マテリアル」なのです。

RESEARCH THEME OVERVIEW.

- 研究概要 -

バイオアクティブ マテリアル・バイオインアクティブ マテリアル の研究
(生理活性材料・生体非侵襲材料)

特定の生理活性を有する高機能材料の創製
バイオアクティブ マテリアル

バイオアクティブ マテリアルは、病気になった臓器や細胞に率先して働きかけて制御することで、修復や再生を行うための材料を意味します。キー要素となるのが、キメラタンパク質(人工的に作製した複数の機能を持つタンパク質)とハイドロゲルです。この二つを組み合わせる(複合化する)ことにより、様々な機能を有する「多機能ハイドロゲル」を創製することが、研究柱①になります。

生体に対して優しいとされる高分子を利用した材料開発
バイオインアクティブ マテリアル

バイオインアクティブ マテリアルは、生体のあらゆる物質に対して働きかけない・生体を侵さない材料を意味します。生体になじむ、生体物質を侵さない高分子として、近年、注目される「双性イオン型高分子」をツールとして用いて、有用なバイオインアクティブ マテリアルを創製することが研究柱②になっています。

詳しい研究内容を見る

THE PURPOSE OF THE LAB.

ラボの目的

中路研究室は、2015年4月、工学部 環境応用化学科(大学院理工学研究部 環境応用化学専攻)に
発足した将来性のある研究室です。
世界に先駆けた「高機能医療材料」の開発と実用化、
バイオマテリアル研究者・技術者の輩出(人情・マナーを兼ね備えた明るく楽しい人材の育成)を
研究室の目標とし、病気に立ち向かう医師にとって最強の武器を創ることができるよう
日々研究に取り組んでいます。

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